虫垂炎 手術後 下痢

虫垂炎の手術後に下痢になる原因/退院後に注意すべき食事は?

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虫垂炎、いわゆる盲腸の手術と言えば簡単に済むといったイメージを持っている人も多いかと思います。
しかし手術後にお腹の調子が悪く、下痢になってしまったという場合、どのような原因が考えられるのか紹介します。

 

 

【虫垂炎の手術とは?】
虫垂炎で手術を行う場合、2つの方法があります。
1つ目は、腹腔鏡による手術です。
こちらは腹部に5〜12oの穴を3、4箇所開けて、そこから腹腔鏡や器具を差し込んで行います。
傷が小さいため回復も早く、4〜5日で退院できる方法です。

 

もう1つは右下腹部を斜めに切る開腹手術です。
開腹手術では腹腔鏡手術に比べて傷が大きくなる(5〜10cm程度)為、痛みも強く回復するのに時間がかかります。
入院期間は10日程度です。

 

病状の進行具合に合わせてどちらにするか決めることが多いようです。

 

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【虫垂炎の手術後に下痢になる原因は?】
健康な状態であっても、下痢をすると体力がぐっと奪われてしまいつらいものです。
それが手術後となれば更に厳しいものですが、手術の際に腹部を傷つけている為、通常の時よりも胃腸の働きが弱くなっていると考えられます。

 

弱った胃腸の機能を取り戻すため、手術後も入院中は薄いおかゆやスープといった流動食がメインになります。
何を食べても良い状態になれば退院となりますが、退院してすぐに暴飲暴食をしたり脂っぽいものを口にすると、お腹が驚いてしまい腹痛や下痢を起こす原因になってしまいます。

 

退院後もしばらくはおかゆや柔らかくにたうどんなど、消化の良い物を中心に、胃腸をいたわりながら食事をしましょう。

 

 

【虫垂炎の手術後に下痢以外で気をつけることは?】
虫垂炎の手術後は下痢以外にも腸管の癒着や腸閉塞などの症状にも気をつけなければいけません。
特に腹膜炎を起こしている場合など、開腹手術を行った際には手術後に腹痛や吐き気などが起こると腸管癒着症を起こしやすくなるため注意が必要です。

 

 

【まとめ】
虫垂炎の手術後はしばらくの間安静にし、機能が衰えている胃腸をいたわってやる必要があります。
それでも激しい下痢や腹痛などに見舞われた場合は早めに主治医に相談して検査を受けるようにしましょう。

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