盲腸 腹膜炎 症状 原因 合併症

盲腸の合併症「腹膜炎」の原因と症状について

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盲腸(虫垂炎)には種類があり、段階的に重症度で分かれています。
一番初期のものをカタル性虫垂炎、中程度の物を蜂窩織炎性虫垂炎(ほうかしきえんせい)、最も重症なものを壊疽性虫垂炎(えそせい)と言います。

 

盲腸というのは虫垂に炎症が起こるもので、放置して重症化してしまうと虫垂に穴が空いてしまうこともあります。
その場合には腹膜炎を生じる可能性があります。

 

これは致命傷になることもありますので注意が必要です。緊急の手術をしなければななりません。
腹膜炎の症状についてお話していきましょう。

 

これは盲腸だけでなく消化器官の病気の合併症として起こる状態です。
腹膜というのは腹腔内を覆う膜のことで本来は菌がいませんが虫垂が破裂することによって細菌や胃液などが漏れ出すことによって腹膜に炎症が起こります。

 

虫垂炎の他にも胆のう炎、膵炎、胃潰瘍、胃がん、打撲などによっても起こる可能性があります。
最も顕著な症状はお腹の激しい痛みです。

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痛みは持続して起こり、一部だけだったものが徐々に全体へと広がっていきます。
さたに吐き気、嘔吐、発熱、頻脈などが起こる場合もあります。
重症化している場合には脱水やショック状態になる可能性もあります。

 

痛みの特徴は虫垂炎と同じで腹部を手で圧迫する時ではなく離したときに痛みが増幅することが多いです。
特に痛みは強く出る場合がほとんどです。

 

腹膜炎は何らかの病気が重症化した際に起こるものですので痛みを我慢せずすぐに病院へ行くことが大切です。
虫垂炎などの病気だけでなく、打撲などの強い刺激によって消化器官が傷ついてしまった際にも起こる合併症です。

 

虫垂炎と腹膜炎を併発していると緊急の手術を行うことになります。
合併症を併発させないことも重要です。
虫垂炎を発症してから24時間ほどの期間で虫垂が破裂する可能性があがります。

 

さらに48時間で発症した人の8割ほどの人が破裂を起こすと言われています。
このような状態にならないためにもおかしいと感じた場合には病院へ行くことが大切です。

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