盲腸 初期症状 左

盲腸の初期症状は左下腹部に出ることがある!?「通常は右下腹部です」

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盲腸の痛みは右下腹部に出るというのは一般的に広く知られています。
盲腸とは正確には虫垂炎と言い、虫垂が炎症を起こすことによって発症します。

 

その虫垂があるのが右下腹部になりますので痛みがそこに出るというのは当然のことだと考えられます。
しかし初期症状で腹部の左側に痛みが出る場合もあります。

 

その原因は虫垂は元々痛みを感じる神経がありません。
そのため痛みは筋肉を通して脳へと信号が送られます。
そのさいに脳にきちんと情報が伝わっていない可能性が考えられますので通常とは違う位置に痛みが発生してしまうことがあります。

 

実際に腹部全体が痛い、左下腹部が痛い、腰痛や背中の痛みを感じるという人もいます。
このように痛みは人によって差がありますので右側じゃないから虫垂炎ではないと判断することは危険となる場合もありますので注意してください。

 

腰痛や背中の痛みは関連痛であることもあります。
関連痛とはかき氷などを食べた際に頭がキーンと痛むと同じものです。

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冷たいものを食べるだけで頭が痛くなるというのは考えにくいですのでこれは関連痛だと考えられています。
近くの神経が刺激されることによって痛みのある場所を脳が勘違いしてしまいます。

 

上記のように筋肉が緊張や痛みを感じると神経にも悪影響を及ぼし、内臓系の痛みでも本来は関節痛である腰痛などの痛みが出てしまうことがあります。
人間の身体の不思議でもありますが神経というのは複雑に出来ていますので痛みの位置が正確ではないことがあるのです。

 

盲腸は放置して悪化してしまうと腹膜炎などを併発してしまう恐れのある病気です。
左側だから関係ないとセルフチェックするのは危険ですので症状が疑われるような場合にはすぐに病院へ行くようにしましょう。

 

急性虫垂炎の場合には痛みが非常に強い場合もありますので動けないような場合には救急車を呼んでしまってもいいかもしれません。
早期発見、早期治療が重要になりますので病院へ行きましょう。

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