盲腸で痛み止めの座薬を使用することはある??
盲腸とは正確には虫垂炎と言います。
この種類には2種類あり、一般的に盲腸と言われる「急性虫垂炎」と「慢性虫垂炎」があります。
この虫垂炎に痛み止めの座薬が使われる可能性があるのは慢性虫垂炎です。
その理由をお話していきましょう。
盲腸(急性虫垂炎)というのは突発的な痛みが出ます。
虫垂炎というのは何らかの原因によって虫垂に炎症を起こすことによって発症します。
そして急性の場合の治療方法には2種類あり薬物治療(一般的には薬で散らすとよばれているもの)もしくは外科手術が行われます。
急性虫垂炎の痛みを我慢して放置してしまった場合は症状が悪化してしまいますので薬で散らすことは難しくなります。
その場合には緊急の手術となることが多いようです。
初期症状で気付いて早めに病院を受診すれば薬で散らすという治療方法が行われることもあります。
しかし薬で散らすということは再発のリスクが伴います。
もちろん個人差はありますが再発することが多いと言われていますので、再発して慢性化することによって慢性虫垂炎となってしまいます。
その症状は急性虫垂炎とは違い、痛みはそこまで強くなく腹痛が数日続いてるという症状のことが多いため気付くのが遅れてしまいます。
この場合に痛み止めとしてボルタレンなどの座薬を使用することがあるようです。
しかし盲腸という状態には変わりませんので外科手術によって虫垂を切除することもあります。
薬で散らすというのは抗生物質を点滴などにより投与することによって炎症を抑えます。
これは根本的な治療ではなく炎症のみを抑えるという方法になりますので注意が必要です。
一度薬で散らした経験がある場合は腹痛がつづくような場合には注意した方がいいかもしれません。
出来る限り早い段階で病院を受診することによって症状の悪化は防ぐことが出来ますので早期治療を心がけましょう。
痛み止めの座薬などを使用する場合にも医師とよく相談したうえで使用するようにしましょう。