虫垂炎 盲腸 違い

虫垂炎と盲腸の違い/根本的には一緒です!どんな病気なの?

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虫垂炎と盲腸はどちらもよく耳にする病気です。
しかし病院に行って、いざ虫垂炎と診断されると何だか大きな病気に罹ってしまったように感じられます。
この2つは同じ病気か、それとも何か違いはあるのか、虫垂炎と盲腸の違いについて紹介します。

 

 

【そもそも、盲腸と虫垂ってどこにあるの?】
盲腸は、大腸の一部にあたります。
口から入った食べ物は食道を通り、胃から十二指腸、小腸、大腸を通って肛門から排泄されます。

 

盲腸がある場所は、小腸と大腸の結合部分から肛門よりも遠い側に出っ張り、行き止まりになっているところです。
そしてその先端に細長く飛び出している器官が虫垂です。

 

そのため、具体的に表わすのであればこの2つは別の部位ということになります。
虫垂炎とは、虫垂部分で炎症が起こる病気のことを言います。

 

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【どうして盲腸と虫垂炎は同じ病気になったのか】
厳密に言えば部位に違いがあるのですが、まだ医療が発達していない時代では、虫垂炎が発症してから開腹手術に至るまでの間に虫垂が化膿や壊死を起こしてしまい、盲腸で病気が起きているように見えたことから盲腸炎と呼ばれていました。

 

しかし、現代では医療が発達したことにより、炎症している場所の違いも判断できるようになりました。
それにより、虫垂での炎症には虫垂炎という病名が付きますが、患者さんの中には混乱してしまう人もいるため、お医者さんが「いわゆる『盲腸』です」と広く知られている名前を使って説明する場合があります。

 

 

【名前の違いがあるけれどもイメージはほとんど同じ病気】
厳密には部位の違いがありますが、世間一般に広がっている病気のイメージとしてはどちらも大きな違いはありません。

 

虫垂炎という名前に聞き覚えが無いと病名を聞いた時にビックリするかもしれませんが、軽いものであれば投薬治療で治すことができる病気なので安心してください。

 

 

【まとめ】
虫垂炎の治療は、現在では切除ではなく薬で散らしてしまう方法も広がっており、早期発見により回復も早く見込めます。

 

しかし、重症化すると腹膜炎などの深刻な症状を起こすこともあるため、不安に思う症状が出たら早めに病院へ行くことをお勧めします。

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