盲腸からの腹膜炎は危険?実際の死亡率はどれくらい
盲腸の症状がでていても我慢して放置していると、悪化して腹膜炎を起こしてしまう事があります。
そこまで悪化すると命にかかわるほど危険な状態になってしまうのでしょう。
病気は早期発見が大切なので、その症状と対処法を知って置くことが大切です。
【盲腸の症状と悪化】
盲腸は一般的に言われている名称で、正確には虫垂炎といいます。
盲腸の先にあるとがった部分が虫垂といい、大人になると不要になる臓器と言われています。
虫垂炎は、虫垂が化膿して炎症を起してしまっている状態の事をいいます。
その虫垂炎が悪化した事により、腹膜に細菌が感染する事によって、腹膜炎を併発します。
軽い盲腸だったのがさらに悪化した事になるため、手術や入院が必要となる事があります。
【腹膜炎の症状】
腹膜炎の症状は、痛みはもちろん動くと痛み、さらにおお腹が硬くなってくるなどの症状があります。
腹膜炎も広範囲に起こると非常に重篤になってしまう事もあるので、腹膜炎の原因となている盲腸の症状がみられたら我慢せずに早めに診察を受ける事が大切です。
実際にそれが原因で死に至ってしまう事はあるのでしょうか。
その死亡率が気になるところです。
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【腹膜炎は危険?】
盲腸を悪化させてしまい腹膜が炎症を起す事で死に至るケースは、昔はかなり高い死亡率で60%だったのが、今では0.3%とかなり低い死亡率となっています。
盲腸から悪化しての死亡率はかなり減っていても、悪化させてしまい腹膜への炎症になるケースが減ったわかではないので、死亡率が低いからといって、甘くみるのではなく、痛みを我慢せずに早めに対処する事が重要です。
【死亡率は低下でも悪化すると怖い腹膜炎】
死亡率は減っていますが、実際に悪化させてしまうと、さらに腸閉塞などを併発する事もあり、場合によっては後遺症などが残ってしまう事もあります。
その事を考えても、痛みは我慢せずに早めに対処する事が重要な点がわかります。
【まとめ】
痛みに対する感覚は人ぞれぞれですが、痛みをあまり感じないといっても我慢している事には変わりなく、違和感や痛みがある事に代わりはありません。
そのことを考えても、体の異変を感じたら早めに対処する事が重要です。