盲腸の入院の日数はどれくらい?/手術の種類によって異なります!
盲腸の治療には大きく分けて2種類あります。
種類と共に日数についてお話していきましょう。
初期の軽度な症状の場合は抗生物質によって行う薬物治療、症状がひどくなっているような場合には「手術」が行われます。
この場合は腹膜炎を起こしていたり虫垂が破裂している場合などに行います。
その手術にも種類があります。
「開腹手術」「腹腔鏡手術」の2種類です。
「開腹手術」
右下腹部を3センチから4センチほど切開し虫垂を切除します。
傷跡は腹腔鏡手術よりは少し大きく、場合によっては全身麻酔になることがあります。
入院期間はおよそ7日から10日程です。
「腹腔鏡手術」
こちらは全身麻酔で腹部に3箇所から4箇所に穴をあけます。
その大きさは5ミリから12ミリほどです。
そこから鉗子や腹腔鏡を差し込み、炎症を起こしている部分を切除します。
開腹するよりも傷口が小さい、入院日数が少ないことがメリットとなります。
入院日数は5日程度になりますが2,3日で退院できることもあるようです。
しかしこの期間というのはあくまでも目安です。
個人差はありますし症状が進行してしまっている場合には入院が長期化する場合もあります。
盲腸は早期発見することが重要で、発症してから48時間経過してしまうと虫垂が破裂する可能性が急激に高まります。
手術自体に関しては簡単なものから難しいものまでさまざまです。
麻酔も使用して行うものですのでリスクは完全にゼロいうわけではありませんので医師と十分に相談してから行うようにしましょう。
その入院中も点滴や抗生物質の投与、痛み止めの服用なども行っていきます。
食事や入浴も制限がかかりますし、手術日当日は安静となります。
そのため入院中も医師や看護師の指示に従いましょう。
治療費用は切開手術で6万円から12万円ほどになっており、健康保険が適用されます。
腹腔鏡手術も保険が適用されますが15万から20万程かかります。
これはおおよその計算になりますので休日や緊急の場合には費用が増える場合もあります。