盲腸の手術跡に痛みや腫れが出てきた!その原因とは??
盲腸の治療には手術が行われる場合も多くあります。
その手術は開腹をして行う場合も多いため手術跡が残ってしまいます。
このように手術した後にその傷口が腫れたり痛みが出ることがあるのかをお話していきましょう。
傷口は半年から1年程度で薄くなり目立たなくなっていきます。
まず縫合された傷口は一時治癒します。
これは上皮細胞というもので表面が24時間から48時間ほどで覆われます。
皮膚は再生しようとしますので自らくっついていくというわけです。
深い部分では数日たてば毛細血管が出来上がりますので徐々に再生していきます。
抜糸というのはこれらがある程度終わってから行います。
これの手助けをしているという役割もありますので数日後に抜糸します。
再生しようとしていますので回復した傷は赤みを帯びている状態にありますが徐々に色も薄くなっていきます。
しかし数か月後に再び手術跡に赤みや痛みなどの症状が現れる場合があります。
これは肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)と呼ばれるものです。
数か月を経てミミズ腫れのような状態になってしまいます。
何かしらの原因によって傷の治りが遅くなってしまうと皮膚が再生するのに必要な線維細胞が過剰生成されてしまいます。
このような状態になってしまうと上記のような症状が出てしまいます。
人によってはキノコ状に大きくなってしまうこともあるそうです。
きひつれやかゆみなども出ている可能性があります。
肥厚性瘢痕は時間とともに色も薄くなっていきますし、盛り上がってしまった場合には徐々に平らなになっていきます。
肥厚性瘢痕はケロイドと似ています。
ケロイドは治療をしなければ治りません。
どちらかと判断することは難しいと言われていますので病院できちんと治療を受けましょう。
手術跡をより薄くしたいのであれば形成外科、もしくは美容皮膚科を受診してみましょう。
盲腸の手術跡を消す方法の記事はこちらからお進みください。
手術を受けて退院した直後から正しく治療すればより薄くなる場合もあります。
形成外科を受診することもオススメです。