盲腸の治療「薬で散らす」時の「食事」ってどうする?絶食になる!
盲腸の治療方法には薬物療法と外科手術の二つがありますが、この薬物療法が一般的に言われている「薬で散らす」ということです。
盲腸を薬で散らす場合の食事との関係性についてお話していきましょう。
薬物療法は抗生物質を使用して行います。
多くの場合は点滴や薬を服用することによって抗生物質を投与します。
点滴などを行う際には絶食となることがあります。
なぜなら食事をすることによって痛みが悪化してしまう恐れがあるからです。
薬物療法は初期症状であるカタル性虫垂炎の際に行われる治療方法で、症状が比較的駆る場合のみに抗生物質によって炎症を抑えるという治療方法です。
この治療の大きなメリットは外科手術と違って開腹しないため傷が残らないというメリットがあります。
これだけを聞くと薬物療法のほうが良いと思ってしまいますが、ただしデメリットも存在します。
それは「再発」のリスクを伴うということです。
その確率は人によっても違いますが約1割と言われています。
およそ10人〜20人に1人が再発すると言われていますので注意が必要です。
仕事などの事情によって手術が行えないという場合には医師と十分に相談したのちにこちらを選択してもいいかもしれませんね。
この治療を行う際にも入院が必要となります。
多くの病院では絶食を行いながら、薬を投与する必要性があるからです。
絶食を行った後は医師の判断で絶食は終わりますが、薬や絶食によって胃腸には負担がかかっていますので徐々に通常の食事に戻していくことが大切になります。
その際には最初はお粥などの流動食からはじめて行くことになると思います。
退院した後もいきなり脂っこいものを食べるのではなく胃腸にやさしいものを食べるようにしましょう。
またこの治療法は虫垂が肥大化し、その周りの組織と癒着を起こしやすくなります。
癒着が起きてしまうと手術はより難しくなります。
このように盲腸を薬で散らすという治療法でもいくつかのリスクがありますので医師と十分に相談し行うようにしましょう。