盲腸の手術跡にしこりが出る場合に考えられること2つ
盲腸を発症すると右側のわき腹が痛くなると言われています。
しかし内臓系には痛みを発する器官がありませんので誰もが同じ症状なわけではありません。
右側だったり、左側に出る場合もあります。
治療方法はカタル性虫垂炎の初期段階のみ薬で散らすことが出来ます。
それ以外の盲腸には手術が行われます。
ただし薬で散らす場合には再発の恐れがあると言われていますので手術によって切除することが多いです。
手術跡にしこりがある場合にはどのようなことが考えられるのでしょうか??
手術は開腹手術、もしくは腹腔鏡手術が多く行われています。
「開腹手術」
交差切開法、傍腹直筋切開法の2種類があります。
基本的に腹部を切開して直接虫垂を切除します。
「腹腔鏡」
お腹に小さな穴をあけて内視鏡を入れて行います。
数センチ程度の穴になりますので術後の回復も早いです。
このような手術を行いますが基本的にしこりの出るような後遺症というのは出ることはほとんどありません。
考えられる原因としては2つあります。
・傷口が治りかけの状態
・腹壁ヘルニアを発症している
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これについてお話していきましょう。
「傷が治りかけの状態」
手術跡の傷口はすぐには治りません。
数か月から数年かかる場合もあります。
最初はピンク色や赤っぽく腫れており、徐々に茶色になっていきます。
皮膚というのは再生するまでには長期間かかります。
そのため表面が治ったとしても中で修復を繰り返していることも多いです。
そのため瘢痕がしこりと感じる場合もあります。
「腹壁ヘルニア(腹壁瘢痕ヘルニア)」
ヘルニアというのは腰痛を起こい浮かべる人も多いですが本来の意味は飛び出すということです。
腰の場合には椎間板などですが、この場合には腹部の筋膜が破れ内臓が飛び出してしまう状態です。
症状は無症状なこともあれば、突然痛みや吐き気などの症状が出る場合もあります。
腹部に力を入れた時に飛び出してきてしこりのように感じることがあります。
基本的には力を抜くともとに戻ることが多いですのでしこりがなくなります。
ひどい場合には腸閉塞などを発症する可能性がありますので注意が必要です。
このようなことが考えられます。
手術跡の傷が治っている過程で起こる状態になります。
しかし腹壁瘢痕ヘルニアの場合には致命傷になる可能性もありますので注意しましょう。
おかしいと感じた場合にはすぐに病院へ行ってください。