虫垂炎の食事制限について/オススメの食べ物
虫垂炎というのは通称では盲腸と言われている病気です。
大腸の一部である虫垂に炎症が起こることによって起こります。
基本的に治療は手術で行っていきますが初期段階でのみ薬で散らすことも可能です。
しかし再発の恐れなどから手術によって治療を行っていくことがほとんどです。
大腸というのは胃腸のひとつで食べ物を消化する器官になりますので治療の際に食事に気を使わなければなりません。
食事制限についてお話していきましょう。
まず発症した後は手術まで期間、絶食をする必要があります。
これは大腸の中を空っぽにする必要がありますので必要な処置になります。
手術後も基本的には絶食となります。
およそお腹のガスが出るまでは制限がかかると考えましょう。
その後は流動食から徐々に通常の食事に変えていきます。
ここで急に固形物を摂取してしまうと消化器官に負担がかかってしまいますので消化の良い食べ物からゆっくりと負担にならないようにする必要があります。
手術はおよそ1週間の入院になりますので病院食がメインになっていると思います。
きちんと病院の指示に従いましょう。
その期間中はおかゆなどの消化の良い食べ物が主になります。
退院後は食事に制限はありませんがいきなり消化の悪いものや胃腸に負担がかかるものは避けましょう。
油物や香辛料などの刺激物は胃腸にとって負担になりますので注意が必要です。
胃腸を慣らしてから食べることが大切です。
これは手術だけでなく薬による薬物治療の際にも同様です。
薬で散らす場合にも食事の制限はかかります。
消化の良い食べ物というのは胃に留まる時間が短い、食物繊維が少ないものになります。
お勧めの食べ物はおかゆや蒸しパン、にゅう麺、ジャガイモなどの炭水化物や半熟卵や湯豆腐、鳥のささみ、白身魚などのたんぱく質がおすすめです。
炭水化物やタンパク質は身体のエネルギーになるものですのでしっかりと食べて回復を促進しましょう。
虫垂炎の際は食べ物に制限がかかりますがしっかりと治療すれば致命傷になる可能性は低い病気です。
食事はゆっくりと通常の物に戻すことが大切です。