虫垂炎　手術　時間

ある日突然、虫垂炎（盲腸）に罹ってしまったら、仕事や家庭があるとつい気になってしまうのが時間です。
社会人なら病気とは言え会社を休むとなれば仕事が、家庭があれば入院中の家事や育児が心配になります。
虫垂炎で手術をする場合、どれくらいの時間が必要になるのか紹介します。

【虫垂炎の治療法は？】
虫垂炎は、盲腸の先端部にある虫垂と呼ばれる部分で炎症が起こることで発症します。
一時期は盲腸炎や盲腸として呼ばれていたため、そちらの名前で聞き覚えがある人も多いでしょう。

盲腸と言えば、入院して開腹手術が必要といったイメージですが、現在では初期段階の虫垂炎であれば抗生物質を使った投薬治療のみを行うケースも増えています。
薬で散らすといった言い方をしますが、この場合でも絶食して点滴で栄養を補給するため入院が必要になります。

【腹腔鏡手術の場合、時間はどれくらいかかる？】
腹部に小さな穴を開け、そこから腹腔鏡や器具を挿入して虫垂を切り取る腹腔鏡手術は傷が小さく痛みも少ないため、入院期間も短く済む場合が多くあります。
手術時間は90分程度で、入院期間は4〜5日程度です。

【開腹手術の場合、時間はどれくらいかかる？】
開腹手術は下腹部を切ってそこから虫垂を取り出すため、傷が大きくなり、痛みも強くなります。
手術時間自体は短めで、何事もなければ1時間程度で終わります。
その代わり傷が大きいため入院期間も長めになり、10日前後かかります。

【治療法は一概には決められない】
治療法とかかる時間について紹介しましたが、あくまで一般的な事例であり、虫垂炎の症状や合併症の有無などによって治療法は大きく変わります。
腹膜炎を併発している場合や組織が癒着している場合などは手術や入院にかかる時間も変わってくるので注意しましょう。

【まとめ】
虫垂炎に罹ってしまったら、その後の治療に大きく関わる為、早期発見が重要になります。
腹膜炎のような重篤な病気に進んでしまう前に、不安な症状が出ていたら早めに医師の診察を受けるようにしましょう。