盲腸の症状で「腰痛」が起こる原因/関連痛である可能性
盲腸になってしまうとさまざまな症状に見舞われます。
盲腸とは正確には虫垂炎と言います。
一般的に盲腸と言われているのは急性虫垂炎になります。
消化器系の病気である盲腸(虫垂炎)で腰痛の症状があるのでしょうか。
まずは初期症状とセルフチェックの仕方についてお話していきましょう。
虫垂炎とは大腸の一部である盲腸の先についている細長い器官が虫垂です。
その虫垂が何らかの原因によって炎症を起こし痛みが発生します。
この状況になると急性虫垂炎の場合には腹部に強い痛みを感じます。
その他にも発熱や吐き気、嘔吐、下痢などの症状も出ます。
これらの症状が虫垂炎の代表的な症状として挙げられています。
腹部の痛みはおへその辺りから右下腹部へと徐々に移動していきます。
そして痛みも継続して起こるわけではなく断続的に起こる人もいますので、その症状はさまざまです。
大腸の内臓痛は上記のようなものがありますが、大腸は腰の筋肉の内側にあります。
そのため内臓痛が出てしまっているため、「関連痛」である腰痛が発生していると考えられます。
関連痛というのは同じ、もしくは近くの神経が刺激されることによって元々の場所とは違う部分の痛みだと脳が勘違いしてしまい、このような痛みが発生します。
アイスやかき氷などを食べたときに頭がキーンとなるというのが関連痛です。
腰の筋肉には自律神経が多く存在していますので筋肉が緊張してしまったりすると神経にも影響が出てしまいますのでこのようなことは十分に考えられます。
また虫垂には痛みを感じる神経がありませんので痛みは筋肉が脳に伝えます。
この際に脳に正確に伝わっていない可能性も考えられます。
たとえ腰痛が出ていたとしても急性虫垂炎の可能性は考えられますので病院へ行くようにしましょう。
どうしても迷う場合にはチェックする方法に背伸びをしたのちにかかとをストンと落としてみてください。
虫垂炎の場合には響くような痛みがあったら要注意です。
盲腸は早期治療が重要ですので痛みがある場合にはすぐに病院へ行くようにしましょう。