盲腸炎と虫垂炎の違いとは!?ほとんど同じ意味で使用されています!
盲腸になると右脇腹が痛むことが多いです。
他にも発熱などの症状が出る場合がありますが、腹部の痛みが強く出る傾向にあります。
ただし痛みの状態も強くない場合もありますので注意が必要です。
盲腸炎と虫垂炎の違いについてお話していきましょう。
これに関しては大きな違いというのはありません。
盲腸というのは総称になり、正式には虫垂炎と呼ばれています。
これは盲腸の先端についている虫垂という細長い器官のことを指します。
ここに何らかの原因によって炎症が起こります。
盲腸炎=虫垂炎です。
虫垂炎というのが正式名称で、盲腸というのが通称です。
違いがあるというわけではなく、呼び方は異なるということになります。
その種類についてもお話していきましょう。
虫垂炎には3種類あります。
カタル性、蜂窩織炎性、壊疽性の3段階に分けることが出来ます。
「カタル性」
もっとの軽度なもので炎症の程度は軽いものになります。
唯一、薬で散らすことが出来るのはカタル性だけです。
「蜂窩織炎性」(ほうかしきえんせい)
症状は中程度のもので虫垂の中には膿が溜まっている状態です。
このまま放置してしまうと虫垂に穴が空いてしまい穿孔が起きてしまいます。
蜂窩織炎性と壊疽性は手術でのみ治療を行います。
「壊疽性」(えそせい)
炎症がかなり進行しており、最も重症度が高いものになります。
虫垂には穴が空いており、腹膜炎や膿瘍などの合併症を併発することもありますので致命傷になる可能性もあります。
緊急で手術を行う必要があります。
このように分類されていますが、大まかにいえば重症度とも言えます。
重症度が高くなればなるほど痛みも強くなりますが、症状が軽い場合には気付きにくい場合もあります。
代表的な症状は右脇腹の痛みと言われています。
他には発熱、嘔吐、吐き気、食欲不振などが挙げられます。
特に腹部の痛みは特徴的で、最初にみぞおちが痛みはじめて徐々に右側へとうつっていきます。
ただし人によっては左側が痛む場合もありますので痛みの出方は個人差があります。
虫垂炎というのはこのような病気になります。
発症した場合には24時間以内の処置が重要と言われています。
おかしいと感じた場合には早めに病院へ行きましょう。